新しい発見が「楽しい」パソコンスクール

ノートパソコンを早くしたい

電源ボタンを押してから起動まで5分以上待ってしまうパソコンを早くしたいとご要望を受けました。

※この記事はパソコンスクールの受講とは関係ありません。技術的な備忘録の記事になります。

使っているうちに、パソコンは少しずつ動きが重くなってしまいます。

今回もハードディスクをSSD(エスエスディー、早い記憶装置です)へ交換する作業(換装)を実施しました。

まずは、ハードディスクの取り出し。

そして、ハードディスクの中身をまるまるSSDへコピーします。まるまるコピーなので「クローン」を作るとも言います。

上の赤いのがパソコンから取り出したハードディスクです。外付けとして使えるようにカートリッジに入れました。

下がSSDになります。EaseUS(イーザス) Todo Backupというアプリでコピーしました。

そして、SSDを新しいパソコンに取り付けて電源スイッチON!

お目にかかりたくないブルースクリーン。ガクリ。最近よく会います。

大変ですが、そのたびに技術的な成長に繋がりますので、ありがたいです(解決できればですが^^;)

ここから下は、専門的になります。

同じ症状で大変な方や、また同じ状態になるであろう私に向けて残す記録です。

【その後の状況と対処】

1.クローンのリトライ

 SSDを未割り当ての状態に初期化しEaseUSでクローンをリトライしたが状況変わらず
クローン化には問題が無いと推測

2.パーティションの整備

 本来は非表示の領域(パーティション)がAドライブとして認識されていたので非表示化
コンピュータの管理からではドライブレター(ドライブ文字)の修正ができず
DISKPARTコマンドを使用した

コマンドプロンプトから「diskpart」と入力して起動

DISKPARTの画面で

「list volume」ディスクの構成リストを見る

「select volume = 3」該当のボリュームを選択

「remove letter = A」該当のドライブレターを削除

不要なドライブレターを非表示にしたが状況変わらず

DISKPARTの参考HPはこちら

3.SSDの認識を確認

修復ディスクを使用してパソコンを起動し、コマンドプロンプトからSSDの認識を確認

※写真はイメージで「F:」の箇所は「C:」の操作・表示になります。

コマンドプロンプトで「dir」と入力してエンター

SSDの中身が表示された!

認識はされている^^ 安心^^

一歩前進!

たぶん・・・起動するディスクとして認識されていないと推測

4.SSDを起動ディスク(ブート)にする

コマンドプロンプトからSSDを起動ディスクにする為のコマンドを入力
※コマンドプロンプトまでの操作は下にある参考HPを参照

bootrec /FixMbr

bootrec /Fixboot

bootrec /RebuildBcd

なんだかエラーが表示されるが、再起動してみると状況変わらず

昔のパソコンなら、mbr系のコマンドでだいたい復旧したんだけど技術と深さは進んでいるなぁ~

上記のコマンドではブートローダーの変更や再構築が出来ない様子を感じました

5.ブートローダーを直接書き換え

修復ディスクから、コマンドプロンプトを再度起動

「bcdedit」と入力してエンター

ブートローダーのリストを確認

デバイスやOSデバイスが「unknown(わかりません)」になっていたので、直接書き換え

bcdedit /set {default} device “partition=C:”

bcdedit /set {default} osdevice “partition=C:”

再度、bcdeditコマンドでリストを見て書き換わった事を確認

再起動すると、爆速でパソコンが正常に立ち上がりました!!

参考のHPはこちらです

このページのおかげで本当に助かりました

結果として

ハードディスクからSSDへのコピー(クローン化)は問題なかった

起動ディスクとして認識していなかった

ブートローダーを直接書き換えて、起動ディスクとして認識させることが今回の解決策でした

以前の換装(ハードディスクからSSDへの装置を換える作業)では問題なく起動できていたので、たどり着くまで時間がかかりました。

でも、この経験のおかげで今後は作業時間も短くなりそうです。

これからも、技術力の向上は続きそう。物忘れも多くなってきたのに^^;;;

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